東京長崎村

地域密着情報

出没!アド街ック天国(テレビ東京)

椎名町 2009年5月16日放送
1位:14の商店街
椎名町には駅前を中心にいくつもの人情味溢れる個人商店が軒を連ね、庶民的な商店街を形成。その数はなんと14にも及びます。 今回はその中でも、目白通り二又商店会にある「三輪氷室」、仲通商店会にある「魚がし寿司」、サンロード商店街にある「手作り点心 べすと」をご紹介します。
2位:長崎神社&金剛院
椎名町の鎮守様。 「長崎神社」では、街の人にとって自慢のお祭り「長崎神社例大祭」を開催。「金剛院」では、「椎名町まちづくり豆まき会」などのイベントが開催されます。
3位:トキワ荘の思ひ出
トキワ荘があった椎名町の人にとって、漫画家達との思い出は特別なもの。 店内にサインを飾るのも、50年前のサインを大事にしているのも、トキワ荘が今も街の人々の心にあるからなのです。
4位:染め物職人
椎名町の近くの妙正寺川付近には、かつて神田紺屋町にいた染め物職人が移住。昭和30年代までは友禅流しの光景も見られました。そのため、街にはその伝統が残されています。 染め物職人のひとり、友禅作家・椿逸雄さんは着物にデッサンを取り入れオーダーメイドで着物を製作。また染色デザイナー・坂原栄さんは、友禅染めとロウケツ染めを組み合わせた「遊幻彩色」という独自の技法を確立し作品を製作しています。
5位:豊島区立 熊谷守一美術館
美術館。 “現代の仙人”と呼ばれた画家、熊谷守一が住んだ家の跡地に開館。文化勲章受章が内定するも「これ以上人が来るようになっては困る」と辞退したのは有名な話です。身近な対象を温かな視線で描いた作品は、観る者の心に迫ります。
6位:池袋モンパルナス
椎名町には戦前から戦後、数多くのアトリエ村があり、およそ2000人もの芸術家が暮らしていました。その為、周辺はパリの芸術の地「モンパルナス」なぞらえて、「池袋モンパルナス」と呼ばれているのです。 「ギャラリーいがらし」の代表・五十嵐健市さんはその魅力にとりつかれ、彼らの作品を定期的に展示しています。
7位:テーオー食品
業務用食品のメーカー。 こちらではカレー粉などプロ向けの調味料を取り扱います。好きな具材に加えるだけで手軽に故郷の味が作れる「たみばあちゃんのピリ辛南蛮」や、本格的なトムヤムクンが作れる「トムヤムペースト」等々、業務用スーパーなどで購入が可能です。
8位:アパート
東京がどんなに変わろうとも、今も変わらぬ暮らしが椎名町にはあります。 共同玄関に広い廊下の木造2階建てだった「トキワ荘」のような趣のあるアパートが今も街には残っているのです。
9位:一音会
ピアノ教室。 生徒数は海外を含めおよそ2000人。埼玉県や千葉県から通う子も数多くいます。年に数回は、アメリカから先生もやってくるそうです。人気の理由は「絶対音感」という、音楽の才能を身につけるプログラム。まずは和音を色で覚えることから始めるそうです。椎名町から才能が花開いています。
10位:菜る瀬
小料理屋。 こちらは、季節ごとに全国の極上素材を食べさせてくれるお店。秋田県から届いた山菜、酢の葉、あざみ、たらの芽、ひろっこはどれも東京では味わえない珍味です。また「のど黒の一夜干し」は、山口県から届いたもの。さらに、鰻に日本酒を塗り蒸さずに焼いた「鰻のタタキ」はこの店独自の蒲焼きで、鰹のタタキのように散らされたネギと海苔が相性抜群の一品です。
11位:清水時計店
時計店。 こちらのご主人・清水潔さんは、日本でも数少ない「高級時計師」という資格の持ち主。日本全国、さらにハワイからも修理の依頼が舞い込みます。依頼品のほとんどがアンティークものですが、部品さえあれば直してしまいます。また、ご主人は趣味でオリジナルの時計を製作。今やその数500本以上。文字盤になりそうなものなら何でも時計にしてしまうそうです。
12位:北の誉
料理自慢の居酒屋。 こちらの名物は昭和48年の開業以来の人気メニュー「特製煮込」。また、福井県や石川県の網元から直送で届く魚介も人気の理由のひとつ。2代目が携帯電話で撮影し、入荷した鮮魚情報をメール会員の皆さんに配信しています。中には、東京ではなかなか食べることが出来ない珍しいものにも出会えるそうです。
13位:東京写真工芸社
地元で評判の3代続く写真店。 2代目・佐藤仁さんは肖像写真が専門。その腕の良さは、各界の著名人もお墨付きです。一方、3代目・佐藤整さんは、スノーボードやサーフィンのカメラマンとして活躍しています。また、もう一つのこだわりが地元の小学校の卒業アルバム。子ども達の将来の夢を、衣装や小道具を駆使して撮影しています。
14位:鳥昇&鳥嶋
椎名町の駅前で人気を二分する焼き鳥店です。 北口にある「鳥昇」は、焼き鳥の豊富なバリエーションで人気。一方、南口にある「鳥嶋」では、焼き鳥の他にも自慢のラーメンが頂けます。
15位:並木米店
昭和10年創業のお米屋さん。 店頭で販売しているおにぎりは、長年販売している街の名物。常時およそ20種類が朝8時から並び、出勤前のOLさんなどが買って行きます。冷めても美味しいようにご飯は追い炊きにし、米粒の外側を硬く、中を柔らかく炊き上げるのが伝統。口の中でぱらりとほどけ、一粒一粒に旨味を感じます。
16位:松葉
ラーメン屋。 藤子不二雄さんの漫画『まんが道』に何度も登場し、トキワ荘の漫画家達に愛されたお店です。当時1杯40円だった「ラーメン」の味は今も変わらず健在。正統派の東京ラーメンです。
17位:おさむ
人気のとんかつ屋。 安くて美味いと評判で、遠方から来るお客さんも多いそうです。国産豚ロースを温度の異なるラードで二度揚げしてサクサクに仕上げています。「ロースかつ定食(75g)」には、豚汁風のみそ汁にご飯がついて600円。この値段とボリュームが人気の秘密です。
18位:土生天祥堂
筆の専門店。 店内には絵画や看板など、あらゆる業種の専門筆が揃います。中でも、漫画家やアニメの専門学校で愛されているのが面相筆。最高級のイタチの毛で作られた「専門家用 鼬(いたち) 面相筆」は、程よい弾力で描いた後もきっちりと毛先が揃うのが最高級品の証。この名品で素晴らしいアニメが次々と生まれています。
19位:かど
やきとんの名店。 昭和33(1958)年からやきとん一筋。五代目・春風亭柳朝師匠もよく通ったお店です。少し小さめにカットしているので、口当たりも良く食べやすい「やきとん」。その最大の特徴が、餃子のタレからヒントを得て作ったというオリジナルのタレ。ニンニクや酢などをブレンドした独特の酸っぱさで、七味唐辛子をかけて頂けば辛さと酸っぱさが絶妙です。
20位:栄伸
ジャンボ麩菓子「大黒棒」を発明した会社。 もともとは飴などを販売していたそうですが、ご主人・栗林修司さんが夢で見たアイデアをヒントに一念発起。麩菓子を焼く機械を特注で作って貰い、すぐに製造を開始しました。雑誌などで取り上げられ大ヒットとなり、今では全国から注文が来るほど。懐かしい麸菓子が椎名町で進化しています。
21位:瀧乃家
蕎麦屋。 店内に入ってまず驚くのが、通路に飾られた漫画家達のサインの数々。どれも大の漫画好きという2代目ご主人・安岡章彦さんが入手したものばかりです。『サブマリン707』などで有名な小沢さとるさんは、近所にアトリエを構えていたので毎日のように来店し、ここを仕事場にしていたほど。その時に描いた漫画『青の6号』の第2巻には、こちらの店名もしっかり登場しています。
22位:豊島区立 千早図書館
豊島区の図書館。 こちらでは『鉄人28号』や『三国志』などで知られる漫画家・横山光輝さんの作品に出会えます。まず、入口では巨大な鉄人28号がお出迎え。生前、横山さんがトキワ荘から徒歩圏内の隣町で過ごしていたことから、寄贈されたフィギュアやブリキのおもちゃが展示されています。『鉄人28号』のセル画も定期的に展示しているので、ファンならずとも必見です。
23位:錦寿司
昭和28年創業の寿司屋。 こちらはお得感抜群のグルメランチで評判のお店。お寿司5貫に丼もついた「にぎりすしセット」が一番人気です。また、近くに立教大学のグラウンドがあった当時は、野球部員に寿司を振る舞った事もあります。そんな学生との関わりは今も健在で、たっぷり味が染み込んだ「煮ほたて丼」もお得な価格で提供。食べ盛りを人情で支えています。
24位:ヴィオレ
レトロな喫茶店。 1974年から変わらない店内は、当時流行っていた山小屋風。心和む甘さの「メロンミルク」がお店の人気メニューです。また、こちらの常連だったのが五代目・春風亭柳朝師匠。仕事から帰ってくると野菜をたっぷり添えたプレーンの「オムレツ(数量限定)」を頼み、よく食べていたそうです。
25位:おしゃれの店
椎名町を歩いていると、婦人洋品店が目に付きます。 駅周辺だけでも、およそ10軒ものお店が点在。中でも「セイブ」と「エモーション」は、中高年層に絶大な人気を誇るドイツのブランド・フェイラーの品揃えが充実しています。
26位:まるやま
人形焼屋。 人形焼の老舗、浅草にある「紀文堂総本店」で修行したご主人・丸山俊雄さん(71歳)は、この道55年。名物の「人形焼」は、名店にも引けを取らない味わいです。さらにもう一つの自慢が、一個から販売している瓦煎餅。薄く焼いた生地を竹の棒でクルリと巻いた「ぱぴろ」は、パリッと仕上がったホッとする甘さに心が和みます。
27位:an
お惣菜屋。 女将さんが手作りする煮物やカレーなどのお惣菜がおよそ20種類揃います。さらに店内にはイートインスペースも設置。量り売りのお惣菜はもちろん、平皿に盛られた「カツ丼」や「生姜焼き丼」などがリーズナブルな価格で頂けます。
28位:ベーカリー ハラダ
ベーカリー。 家族4人で営業しているこちらの名物は、上質の小麦粉を使用した「ドックパン」。そのドックパンに手作りの惣菜を挟んだ惣菜パンは毎日およそ20種類並びます。揚げたてのコロッケにウスターソースをつけて挟んだ人気の「コロッケパン」など、長年愛される街の定番です。
29位:おぐろのまぐろ
2008年オープンのまぐろ専門店。 こちらは築地で3代続くマグロの仲卸業者が経営。そのためマグロを主とした魚を築地の業者価格で購入できます。さらに、店舗2階では、ランチのみ2代目の女将・小黒弘子さんと娘・田中雅子さんが食事処を営業。みりんを利かせた中トロと赤身の「まぐろづけ丼」などが嬉しい価格で頂けます。
30位:トキワ荘 記念碑
漫画の聖地に生まれた新たな伝説。 伝説のアパート・トキワ荘があった場所の近くにある「豊島区立 南長崎花咲公園」に、住民と豊島区が一丸となって記念碑を設置。ブロンズ製のモニュメントで、トキワ荘を忠実に再現しています。記念碑のプレートには手塚治虫さんをはじめ、当時トキワ荘で共同生活をしていた漫画家10名のイラストが若き日の自画像で描かれています。